ファスナーペンケースの作り方(まちあり)

オフィスで散らかりやすいペン入れや、小学生の筆入れにも最適なファスナーペンケースの作り方です。

ポーチの作り方とほぼ同じです。

違いは、今回は「まちあり」という点です。

ペンケースはとても細かな作業になりますので、まちは後から縫い付け、縫い代をカットするという方法を採用しています。

 

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【準備する材料】

・表地用 オックス生地(くまさん模様)

・裏地用帆布11号(無地)

・接着芯(完成サイズで準備)

※中厚手を使用しました。

・ファスナー(20cm)

 

今回は表地をオックス生地にしました。

接着芯は布の厚さに応じて厚手、中厚手を選んでください。

接着芯の貼り方はこちらのページが参考になります。

接着芯の種類、接着芯の貼り方
接着芯の種類布の型崩れを予防、補強するときに芯地を布の裏に貼ります。芯地はアイロンで接着できるものが一般的ですし便利です。また、接着芯は様々な厚さの種類があります。目的に合わせて選ぶとよいです。接着芯は片面のみ接着できるものと両面接着できる...

 

 

【出来上がりサイズ】

縦8.5cm×横21cm(まち3cm)

 

【裁ち方図と型紙ダウンロード】

画像をクリックすると、裁ち方図と実物大型紙のPDFファイルをダウンロードできます。

 

 

 

【ファスナーペンケースの作り方手順】

布を裁断する

裁ち方図を参考にして、布を裁断します。

今回は、プリント柄が上下に影響するためBのタイプで裁断しました。

【表布2枚】

【裏布2枚】

ファスナーはこちらを使用しました。

 

表布はあらかじめ接着芯を貼っておきます。

 

 

 

 

 

表布、裏布、ファスナーをミシン縫い

表布と裏布を中表で合わせます。

ファスナーを下の画像のように固定し、クリップでとめておきます。

 

ミシン縫いします。

 

反対側も同じように中表にして、ファスナーを挟んでミシンぬいします。

ファスナーを縫い終わった状態

 

ファスナーを縫うときは、見えない状態でミシンを進めることになります。

手で触って感触で確認しながら、慎重に縫い進めましょう。

 

 

 

表布、裏布を袋状に縫う

下の画像のように表布と表布、裏布と裏布で中表に重ねます。

 

下の画像のように返し口部分以外をミシンで縫い合わせます。

ここで、縫い合わせる前にファスナーはあけた状態にしましょう。

ファスナーを閉じたままで縫い合わせると、表に返せなくなります。

 

マチをつくる

まちをつくります。

表布の底角部分を下の画像のように折り合わせ、約3cmのところに印を付けてミシン縫いします。

 

縫った後は、縫い代をラインに沿ってカットします。

同じように裏布のマチも縫い、カットします。

 

返し口からおもてに返す

返し口部分から表に返します。

返し口をミシンで縫い合わせます。

 

ミシンの縫い目が見えないようにしたい場合は、おくまつり縫い(手縫い)で縫い合わせ閉じます。

おくまつり縫いのやり方はこちらです。

おくまつりのやり方
おくまつりのやり方縫い目が布の間に隠れるように、布端から約1cm内側でまつる縫い方で、糸がひっかかることがないです。ズボン、スカートなどのすそ上げに向ています。①ぬいしろの端を折り返します。ぬいしろの裏から少しだけすくい糸を引き抜きます。②...

 

裏布をおさめたら完成です。

 

 

ポーチが作れるようになったら、マチ付きに挑戦してみて下さい。

また、大きさを変えればクラッチバッグやポシェットなどのバッグ作りにも応用できます!