布のラミネート加工(ビニール加工)を自分でやる方法

お手頃で最近気に入っている生地をラミネート加工(ビニール加工)してみました。なんか面倒じゃない?

でも、このちょっとした手間が、オリジナル作品を生みます。

これが出来るようになったら、作品の幅が広がりそう・・・と思いまして実際にやり方を調べてやってみました。興味ある方は、実践してみてもいいと思いますよ!

ハンドメイドの醍醐味は、いかにマニアックな部分に切り込むか?だと思いますので(笑)

 

スポンサーリンク

布のラミネート加工(ビニール加工)に必要な材料

・好きな布、加工したい生地

今回はブロード生地を使用しました。アルパカのシンプルなプリントで、モノトーンであることがお気に入りです。

5mほどまとめ買いしました。

(こちらの生地を使って、スモックも販売しています!)

薄い生地でもビニール加工によってそこそこ張りが出るかと思います。

オックスやキャンパス生地も可能かと思います。

 

・ビニール生地

ビニールの厚さは様々ですが、今回使用したのは約2mmの厚さのものです。

厚すぎると家庭用ミシンで縫えない可能性があります。心配な場合は1mmのビニールもありました。

手芸店ならばつやあり、つやなし、カラーのビニールや、キラキラの加工が施されているものもあります。

どこまでこだわるか?というところでしょうか。

そして、ビニール生地は手芸ショップでなくても買えます。

ホームセンターなどでクロス用に切り売りしています。1m/250円くらいでした。購入したら、できるだけ早くに広げた方がいいです。

ビニールはくっついたり、しわが付きやすいので。

 

・ 剥離紙付きクモの巣 両面接着シート 115cm×1m 業務用(楽天さんで購入・・)

↑このままコピペで検索されると良いと思います。

手芸用で主に業務用の資材が買えるショップさんで、見つけました!アイロン接着用で、剥離紙付きのものを購入しました。剥離紙がついていることで、接着剤がアイロンなどに付着するのを防ぐことができますし、作業が少し楽になりますので購入するときは剥離紙付きのものを・・。

剥離紙が無くても、【離型紙】というものが代用できます。(シールの裏に貼ってあるツルツルした紙です。)

画像ではわかりにくいですが、なんとなく横じまで反射しているのが、接着剤です。

 

生地のラミネート加工(ビニール加工)に必要な道具

・アイロン

・アイロン台

・厚みのある本など(タウンページや子供用図鑑など)

アイロン接着をした後、クールダウンするときにしっかりと密着してくれるように、重さのあるもので押さえる時に使用します。

布地のラミネート加工(ビニール加工)のやり方、手順

 

①ラミネート加工したい布、ビニール生地、  両面接着シートをカットする

必要なサイズにそれぞれカットします。ここで注意が必要なのは、カットする布の大きさです。

注意が必要なのは、両面接着シートは、プリント生地、ビニール生地よりもやや小さく、内側におさまるようにカットします。アイロンをかけた時に、アイロン台やアイロンに接着剤が付かないようにするためです。

布は、しわがないようにアイロンをかけておきます。

 

②あて布をしながら高温(ドライ)のアイロンで接着

プリント生地のプリント面を上にして、接着面を布のプリント面に接着します。

上から押し付けるようにしてアイロン接着をします。布が撚れてしまうので、アイロンは滑らせない方がいいです。

 

③アイロン接着したら、重みのある雑誌や図鑑などをのせてクールダウンします。

図鑑が丁度よいです。電話帳などでもOKです。

 

④剥離紙をはがす

剥離紙をそーっとはがします。ここで接着剤がしっかりついていないと、接着剤も一緒にはがれてしまいます。

もしも、接着剤も布からはがれる場合は、もう一度アイロンをあてて接着します。

接着剤がついている状態です。

 

⑤プリント布の接着面とビニールをアイロン接着する

ビニールを下にして、プリント布の接着面をアイロン接着していきます。

注意ですが、ビニールはアイロンに直接触れると溶けてしまいますので、布端はあて布をお忘れなく。

ビニールが溶けている?と思うような焦げたような匂いが立ち込めます。

焦げた匂いがするくらいしっかりとアイロンで密着させないと、浮いてしまいます。ビニールの様子をみながらしっかりと接着しましょう。

とにかく、高温のアイロンでしっかりと接着することが大切かと思います。コードレスのアイロンの場合、都度しっかりと温度をキープするようにしてください。

 

⑥完成!

つやありのビニールコーティング生地が出来ました。

 

 

ところが!一部ビニールが撚れてしまっています(汗)

ついつい調子に乗って、アイロンを滑らせてしまうとこのような失敗になります。

お気を付けください(笑)